脳出血 IPH: intraparenchymal hemorrhage新着!!
脳出血とその疫学 ・脳出血(IPH: intraparenchymal hemorrhage)は脳卒中の6.5~19.6%を占め、依然として死亡率が高い疾患の一つである。 ・1年生存率は約40%で、10年生存率は24%と […]
敗血症/敗血症性ショック sepsis/septic shock新着!!
敗血症/敗血症性ショックの定義と診断 ・敗血症(sepsis)とは「感染症に対する生体反応が調節不能な状態となり、重篤な臓器障害が引き起こされる状態」と定義される。また、「①感染症もしくは感染症の疑いがあり、かつ②SOF […]
心不全に対する利尿薬治療 diuretic therapy for patients with heart failure
腎血流と糸球体濾過 ・通常、腎血流量(RBF: renal blood flow)は心拍出量の約20%に相当し、主に腎動脈と腎静脈の圧較差によって規定される。糸球体濾過量(GFR)は機能している糸球体数と、糸球体毛細血管 […]
成人の腸重積症 intussusception
腸重積症とその疫学 ・1674年にアムステルダムのBarbetteが初めて腸重積症(intussusception)を報告した。 ・腸重積症は成人では稀な腸閉塞の一病型で、近位の消化管が遠位の消化管の内腔に嵌入する状態を […]
筋痛性脳脊髄炎(ME: myalgic encephalomyelitis)/慢性疲労症候群(CFS: chronic fatigue syndrome)
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の疫学および予後 ・筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(以下ME: myalgic encephalomyelitis/CFS: chronic fatigue syndrome)は重度の疲労感 […]
化膿性脊椎炎 vertebral osteomyelitis
化膿性脊椎炎とその疫学 ・化膿性脊椎炎の約60%は男性に発症する。 ・化膿性脊椎炎は多くの場合、血行性播種、脊椎手術に伴う合併症、隣接する軟部組織感染からの波及により生じる。特に血行性播種によって発症するケースは比較的多 […]
延髄外側症候群/ワレンベルグ症候群(lateral medullary syndrome/Wallenberg syndrome)
延髄外側症候群とその疫学 ・130人の延髄外側症候群の患者を対象とした報告では発症のリスク因子としては高血圧症(64%)、糖尿病(25%)、喫煙(25%)、心房細動(5%)、冠動脈疾患の既往(5%)が挙げられた。なお、1 […]
無症候性のWPW症候群
WPW症候群(早期興奮症候群)とその疫学 ・WPW波形(心室早期興奮波形)はデルタ波とPR間隔短縮を特徴とする心電図所見であり、1,000人に1人程度の頻度で認められる所見である。 ・しかし、WPW波形を示す患者の少なく […]
小腸内異常細菌増殖症 SIBO:Small intestinal bacterial overgrowth
SIBOとその疫学 ・小腸内異常細菌増殖症(SIBO: Small intestinal bacterial overgrowth)とは上部消化管で一部の細菌が多量に増殖し、慢性下痢、吸収不良、腹痛、低栄養、ビタミン欠乏 […]