リンパ節腫大 lymphadenopathy
リンパ節腫脹とその疫学/基本的な考え方 ・多くのリンパ節腫大(Lymphadenopathy)は良性疾患で、なおかつSelf-limitedな経過をたどる。 ・通常、10mm以上の大きさの場合に有意な腫大と捉える。ただし […]
肢端紅痛症 erythromelalgia
肢端紅痛症の疫学/病態生理/臨床症状 ・肢端紅痛症(erythromelalgia)は手足の紅潮、皮膚温の上昇、焼けるような疼痛を特徴とする疾患であり、1878年にMetchellにより報告された。 ・肢端紅痛症は特発性 […]
トリガーポイント trigger points
トリガーポイント/総論 ・トリガーポイント(Trigger points)とは骨格筋の緊張部位に存在する、局所的で過敏性を伴った領域で、頚部、肩周囲、骨盤周囲などが主に含まれる。トリガーポイントにおいては局所的な疼痛がが […]
胸郭出口症候群 thoracic outlet syndrome
胸郭出口症候群とその疫学 ・胸郭出口症候群(thoracic outlet syndrome)とは鎖骨、第1肋骨、前斜角筋、中斜角筋で構成される腕神経叢、鎖骨下動静脈が圧迫あるいは牽引されることで生じる病態のことであり、 […]
坐骨神経痛 sciatica
坐骨神経痛とその解剖 ・坐骨神経痛(Sciatica)は臀部から坐骨神経の走行に沿って放散する疼痛のことで、主に腰部神経根の圧迫により生じる。 ・L4~5神経根とS1~2神経根とは腰仙神経叢で合流し、腓骨神経と脛骨神経と […]
炎症性ミオパチー inflammatory muscle disease
炎症性ミオパチーとその特徴 ・炎症性ミオパチーは皮膚筋炎、多発性筋炎、免疫介在性壊死性ミオパチー、封入対筋炎の4つに大別される。 ・それぞれの病型で予後や治療反応性が異なるため、病型を区別する意義がある。 ・一般的には近 […]
線維筋痛症 fibromyalgia
線維筋痛症の病態と疫学 ・線維筋痛症(fibromyalgia)とは全身の結合組織や筋肉の疼痛を特徴とする疾患で、関節周囲組織、筋肉、腱の付着部位などのびまん性の疼痛やこわばりを訴える疾患である。 ・病態の全てが解明して […]
声帯機能不全 vocal cord dysfunction
声帯機能不全とは ・声帯機能不全(以下VCD: vocal cord dysfunction)とは吸気時に拡がるはずの声帯が発作的に内転し声門が狭窄することで、咳嗽や呼吸困難などをきたす疾患である。 ・20~40歳代の若 […]
StridorとWheeze
Stridorとは ・Stridorは吸気性喘鳴ともよばれ、上気道(中枢気道)の狭窄により聴取される高張な副雑音である。また聴診器でなく直接的に聴取が可能なこともある。吸気時に聴取されることが一般的であるが、病態によって […]
視力障害 visual loss
眼に異常がある場合 <①屈折の異常> ・屈折異常が存在すると網膜に光が焦点を結べず、視力障害をきたす。 ・主な原因:近視、遠視、乱視、老眼など。 <②角膜混濁> ・角膜混濁により光が網膜まで届きづらくなり、視力障害をきた […]