多疾患併存/アリアドネの原則
概要 ・多疾患併存(multimorbidity)は主にプライマリケアで対応される課題である。家庭医は総合的かつ患者中心のアプローチ、長期的な関係性に基づくケアなどといった特性を有することから、多疾患併存の管理に適してい […]
トラウマインフォームドケア(TIC)
序論 ・トラウマの影響を受けた子どもや家族はその影響を周囲から理解されず、しばしば誤解や叱責といった対応がなされてしまう。暴言などの衝動的にみえる粗暴行動に対しては周囲は「またあの人か」というふうに反応し、個人の特性や問 […]
苦しみ, 意味, 癒やし (Suffering, Meaning, Healing)
Suffering, Meaning, Healing ・包括的な癒し(holistic healing)は「苦しみの超越という個人的な体験」として理解される。 ・苦しみ(suffering)は、単なる痛み(pain)と […]
動機づけ面接 MI: motivational interviewing
動機づけ面接の基本原則 ・動機づけ面接(MI; motivational interviewing)はMillerとRollnickにより提唱された対人援助理論で、変化に対するその人自身の動機づけとコミットメント(約束) […]
解釈的医療 interpretive medicine
General practiceの本質 ・現代の臨床実践において、正当な知識やエビデンスの使用は重要な要素である。 ・これらは、診療における患者中心性(patient-centredness)の質にも大きな影響を与える。 […]
NBMのスキルを学ぶ(part.3)
NBMの実践のための第一歩 ・NBMの実践における第一歩は「患者の語りに耳を傾け、それを探求し、共感すること」である。 ・より複雑なナラティブが現れるにつれ、物語の意味を理解し、隠れた意味を明らかにする必要が出てくる。 […]
NBMとジェネラリスト診療(part.2)
NBMと患者中心の医療(PCC) ・患者中心の医療(PCC; patient-centered care)は家庭医療における標準的診療モデルであり、以下の構成要素から成る。 ・さらにPCCはBPSモデル、健康増進(hea […]
Narrative based medicine(NBM)とは何か(part.1)
NBMの理論的背景と定義 ・NBM(Narrative based medicine; ナラティブベースドメディシン)はしばしば単純に「患者の話を聴くこと」と説明されるが、実際にはそれ以上に高度なスキルを要するアプローチ […]
Kolbの経験学習 Experiential learning
序論 ・Kolbらは1975年に具体的経験、観察と省察、抽象的概念、新しい概念の現実への応用の4要素からなる経験学習(experiential learning)のモデルを提唱した。 ・経験学習のモデルは学習プロセスの研 […]
LongitudinalityとContinuity -長期的な全人的関係に基づくケア-
LongitudinallyとContinuityの区別 ・RogersとCurtisは医療におけるLongitudinality(縦断性)とContinuity(継続性)とを明確に区別しようと試みた。 ・プライマリケア […]









