鉄欠乏性貧血 IDA: iron-deficiency anemia
鉄欠乏性貧血とその疫学 ・鉄は呼吸、エネルギー生成、DNA合成、細胞増殖などにおいて不可欠。 ・鉄の過剰摂取は有害であるため、吸収量は1~2mg/日程度に制限されていて、1日に必要な鉄分(約25mg/日)の多くが寿命を迎 […]
ランゲルハンス細胞組織球症 Langerhans cell histiocytosis
ランゲルハンス細胞組織球症とその疫学/病因 ・ランゲルハンス細胞組織球症(以下LCH: Langerhans cell histiocytosis)はCD1a/CD207陽性細胞の増殖によって生じる疾患であり、様々な臓器 […]
好酸球増多 eosinophilia
好酸球増多症とその疫学 ・好酸球増多(eosinophilia)とは好酸球分画でなく、好酸球の絶対数が増加している状態を指す。一過性の増加に留まることもあるが、1,500/μL以上の増加している状態が持続する場合には通常 […]
血栓性微小血管症 thrombotic microangiography
血栓性微小血管症(TMA)とその疫学 ・血栓性微小血管症(TMA: thrombotic microangiography)は①微小血栓性溶血性貧血(MAHA: macroangiopathic hemolytic an […]
志賀毒素産生大腸菌による感染症と溶血性尿毒症症候群(STEC-HUS)
溶血性尿毒症症候群とその疫学/分類 ・志賀毒素産生大腸菌(STEC: shiga toxin-producing Escherichia coli)は血性下痢の原因となる。また、溶血性尿毒症症候群(HUS: hemoly […]
腎性貧血 renal anemia
腎性貧血 ・慢性腎臓病(CKD)は腎におけるエリスロポエチン(EPO)産生が低下して、貧血が生じることがあり、これを腎性貧血(renal anemia)と呼ぶ。実際的にはEPO低下により、赤血球前駆細胞のアポトーシスが生 […]
鉄剤の静注療法 IV iron therapy
鉄剤の静注治療の適応 などが想定される。 静注療法の実際と副作用 ・使用する静注製剤は「フェジン(商品名)」として知られている。 ・用法の一例として「40mg(2mL)を10%ブドウ糖液 20mLで希釈して2分以上かけて […]
輸血 transfusion
製剤毎の分類とその特徴 ①赤血球液(RBC:Red blood cells): ・1パック2単位(Ir-RBC-LR-2)はヒト血液400mLから白血球および血漿を除去したうえで280mL/2単位となっている。なお、I […]