橋本脳症 Hashimoto's encephalopathy新着!!
要旨 ・橋本脳症(以下HE; hashimoto’s encephalopathy)は精神状態の変化、幻覚、妄想、ときに痙攣を特徴として、血中の甲状腺関連自己抗体(抗TPO抗体and/or抗Tg抗体)の高値を伴う免疫介在 […]
Case report:急性経過の複視、めまい、上向き眼振を呈した小児のケース
ケース(一部割愛) ・喘息の既往歴を有する12歳女児が急性発症の複視、めまい、上向き眼振を訴えて受診した。彼女は、複視を「画像が左右に重なる」と表現した。片眼を閉じると複視は消失し、左方視で複視が悪化することを訴えた。め […]
視神経炎 optic neuritis
病歴/疫学 ・Optic neuritis(視神経炎)の診断は主に臨床診断に依存するため、視神経機能障害の主要な症状と徴候に関する知識は、診断エラーを回避するために極めて重要である。 ・GFAP-ON(GFAP抗体関連視 […]
初期のアルツハイマー病 early alzheimer's disease
アルツハイマー病:総論 ・通常、発症は緩徐で、軽度の記憶障害から重度の認知機能障害へと数年かけて進行する。 ・多くの場合、「軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment, MCI)」という移行期が、ア […]
Marchiafava-Bignami病(マルキアファーヴァ・ビニャミ病)
Marchiafava-Bignami病(マルキアファーヴァ・ビニャミ病) ・Marchiafava-Bignami病(MBD)は、慢性的なアルコール多飲や、消化器がん術後、拒食症、不均衡な食事といった栄養障害に関連する […]
てんかん/慢性管理 epilepsy
成人のてんかんとその疫学 ・てんかんは「24時間以上の間隔をあけて、2回の発作(seizure)が生じるもの」と定義される。ただし、高齢者など再発リスクが高いと考えられる患者では単回の発作で診断されることがある。なお、大 […]
急性脳炎の診断とマネジメント Acute encephalitis
はじめに ・急性脳炎(Acute encephalitis)は神経学的緊急疾患であり、重度の障害や死亡を引き起こす可能性があるが、早期に診断すれば治療が可能な場合も多い。 ・厳密には、脳炎とは脳の炎症という病理学的状態を […]
自己免疫性脳炎の診断アプローチ Autoimmune encephalitis
はじめに ・急性脳炎(Acute encephalitis)は、急速に進行する脳症(通常6週間以内に進行)として発症する、衰弱性の神経疾患であり、脳の炎症によって引き起こされる。 ・先進国における脳炎の推定発症率は年間人 […]