好酸球性胃腸炎 EGE: eosinophilic gastroenteritis
好酸球性胃腸炎とその疫学/分類 ・好酸球性消化管疾患(EGIDs: eosinophilic gastrointestinal disorders)は好酸球の消化管局所への異常集積から消化管組織が障害され、機能不全を起こ […]
膵嚢胞 pancreatic cysts
膵嚢胞とその疫学 ・膵嚢胞の一部が前癌病変として注意を要するものと認識されつつある。 ・膵嚢胞の有病率は2~15%と報告されている。 ・年齢とともに有病率は増加する。 ・膵嚢胞全体での悪性腫瘍発症リスクは0.5~1.5% […]
腹部結核 abdominal tuberclosis
腹部結核とその疫学 ・結核は腹膜、消化管、肝胆道系など様々な消化器系臓器を侵し得る。 ・25~45歳で好発する。 ・肺外結核における約5%を腹部結核が占める。また、腹部結核患者の15~25%で肺結核を合併していると報告さ […]
ヘモクロマトーシス hemochromatosis
ヘモクロマトーシスとその疫学 ・ヘモクロマトーシス(hemochromatosis)は鉄過剰状態により様々な症状をきたす疾患で、主に肝臓と関節とを侵しやすい。そのほか、膵臓、皮膚、心臓、甲状腺、下垂体、精巣などに影響を与 […]
感染性腸炎 infectious enteritis
Key recommendations for practice 鑑別診断 ・急性下痢の原因となる感染症としてはウイルス性、細菌性、そして稀ながら寄生虫によるものが挙げられる。非感染性疾患としては消化器疾患、薬剤の副作用 […]
慢性腸間膜虚血症 chronic mesenteric ischemia
慢性腸間膜虚血症とその疫学 ・慢性腸間膜虚血症(以下CMI: chronic mesenteric ischemia)は食後の腹痛と体重減少とを特徴とする、比較的稀な疾患である。 ・1918年にGoodmanにより腹部ア […]
憩室炎 diverticulitis
憩室炎とその疫学 ・憩室炎(Diverticulitis)は一般的に大腸憩室に炎症が伴うものである。 ・憩室炎は合併症を伴わない単純性憩室炎と、膿瘍、穿孔、瘻孔、狭窄、腹膜炎などの合併症を伴う複雑性憩室炎とに分けられる。 […]
アニサキス症 anisakiasis
アニサキス症とその疫学 ・アニサキス症(anisakiasis)とはアニサキス属の線虫(主にAnisakis simplex)に感染した生または加熱不十分な魚介類の摂取により発症する人獣共通感染症である。 ・アニサキスの […]
鼠径ヘルニア/大腿ヘルニア
鼠径部におけるヘルニア(groin hernia)とその疫学 ・herniaという言葉はもともとラテン語でいうところの”rupture(破裂)”に由来している。 ・ヘルニアには3つの構成要素があり、ヘルニア門、ヘルニア嚢 […]
Dubin-Johnson症候群/Rotor症候群
直接型ビリルビン優位の体質性黄疸 ・直接型ビリルビン(抱合型ビリルビン)血症を生じる体質性黄疸としてはDubin-Johnson症候群とRotor症候群とが知られている。 ・いずれも良性疾患であるが、薬物中毒を生じやすい […]