降下性壊死性縦隔炎 descending necrotizing mediastinitis
降下性壊死性縦隔炎とその疫学 ・降下性壊死性縦隔炎(descending necrotizing mediastinitis)は歯性膿瘍、扁桃周囲膿瘍、咽後膿瘍など、口腔内あるいは深頸部感染症に併発し、膿瘍が筋膜間隙に沿 […]
レミエール症候群 Lemierre's syndrome
レミエール症候群とその疫学 ・レミエール症候群(Lemierre’s syndrome)は内頸静脈の感染性血栓性静脈炎を指す。 ・1936年にAndre’ LemierreはFusobacterium necrophor […]
腹部結核 abdominal tuberclosis
腹部結核とその疫学 ・結核は腹膜、消化管、肝胆道系など様々な消化器系臓器を侵し得る。 ・25~45歳で好発する。 ・肺外結核における約5%を腹部結核が占める。また、腹部結核患者の15~25%で肺結核を合併していると報告さ […]
肺炎マイコプラズマ感染症 Mycoplasma pneumoniae
肺炎マイコプラズマ感染症とその疫学 ・肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)感染症は市中肺炎の一般的な原因の一つである。 ・マイコプラズマ肺炎は良好な転帰を辿ることの方が多く、しばしば”walk […]
ルートヴィッヒ アンギーナ Ludwig's angina
Ludwig’s anginaとその疫学 ・Ludwig’s anginaは口腔底蜂窩織炎のことで、顎下間隙(submandibular space)が感染の中心となりやすい。 ・ときに致命的な疾患で、可能な限り早期に診 […]
唾石症 salivary stones
唾石症とその疫学 ・唾石症(salivary stones)は主に顎下腺(84%)、耳下腺(13%)に生じる。舌下腺および小唾液腺における唾石症は稀で、全症例の0.4~7%を占めると報告されている。 ・顎下腺における唾石 […]
感染性腸炎 infectious enteritis
Key recommendations for practice 鑑別診断 ・急性下痢の原因となる感染症としてはウイルス性、細菌性、そして稀ながら寄生虫によるものが挙げられる。非感染性疾患としては消化器疾患、薬剤の副作用 […]
憩室炎 diverticulitis
憩室炎とその疫学 ・憩室炎(Diverticulitis)は一般的に大腸憩室に炎症が伴うものである。 ・憩室炎は合併症を伴わない単純性憩室炎と、膿瘍、穿孔、瘻孔、狭窄、腹膜炎などの合併症を伴う複雑性憩室炎とに分けられる。 […]
扁桃周囲膿瘍 peritonsillar abscess
扁桃周囲膿瘍とその疫学/病因 ・扁桃周囲膿瘍(peritonsillar abscess)は頭頚部の深在性感染症のなかで最多頻度を占め、扁桃と扁桃被膜の間の膿瘍として認識される。 ・全ての年齢で発症し得るが、主に20~4 […]
志賀毒素産生大腸菌による感染症と溶血性尿毒症症候群(STEC-HUS)
溶血性尿毒症症候群とその疫学/分類 ・志賀毒素産生大腸菌(STEC: shiga toxin-producing Escherichia coli)は血性下痢の原因となる。また、溶血性尿毒症症候群(HUS: hemoly […]