血管性浮腫 angioedema
血管性浮腫 ・血管性浮腫(Angioedema)とは典型的に突発的に顔面(特に眼瞼)、口唇、手足などの限局した範囲に出現する、粘膜下組織または皮下組織の浮腫のことである。 病態/分類/疫学 ・血管性浮腫はヒスタミンを介す […]
急性間欠性ポルフィリン症 acute intermittent porphyria
急性ポルフィリン症 ・急性ポルフィリン症(Acute porphyria)とはヘム合成経路に関わる酵素の先天異常により起こる疾患の総称である。なかでも急性間欠性ポルフィリン症(Acute intermittent por […]
低カリウム性周期性四肢麻痺 hypokalemic periodic paralysis
低カリウム血症と周期性四肢麻痺 ・低カリウム血症では弛緩性麻痺を生じることがあり、周期性四肢麻痺とも呼ばれる。 ・本邦では甲状腺機能亢進症による二次性の低カリウム性周期性四肢麻痺の頻度が比較的多い。そのほかの原因として嘔 […]
劇症1型糖尿病 fulminant type 1 diabetes mellitus
劇症1型糖尿病 ・劇症1型糖尿病(fulminant type 1 diabetes mellitus)は2000年に本邦から報告された病態で、数日間から1週間程度での急激な経過でインスリン依存状態に変わり、ケトーシス、 […]
グルココルチコイド誘発性の副腎不全の診断と治療 glucocorticoid-induced adrenal insufficiency
欧州内分泌学会(ESE)と内分泌学会(ES)により共同作成されたガイドラインで、内容の一部を抜粋して記載する。 主な推奨事項 <ステロイドの漸減/ステロイド誘発性副腎不全の診断・アプローチ> ・3~4週間以内のステロイド […]
低カリウム血症の補正とその種類
本ページでは低カリウム血症の鑑別やそのためのワークアップについての記載は割愛し、 低カリウム血症の補正の適応と、補正するための薬剤の種類についてまとめる。 カリウム補正の適応 ・嘔吐、下痢、利尿薬などを使用している低カリ […]
骨粗鬆症 osteoporosis
骨粗鬆症の定義と疫学 ・WHOは骨粗鬆症を「低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患である」と定義している。つまり、骨密度(骨量)だけでなく、骨質も影響するということが読み […]
粘液水腫性昏睡 myxedema coma
粘液水腫性昏睡とは ・粘液水腫性昏睡とは甲状腺機能低下症(原発性または中枢性)が基礎にあり、重度で長期にわたる甲状腺ホルモンの欠乏に由来する、あるいはさらに何らかの誘因(薬剤、感染症等)により惹起された低体温、呼吸不全、 […]
甲状腺クリーゼ thyroid storm
甲状腺クリーゼとは ・”クリーゼ”とはドイツ語であり、意味として英語の”crisis(危機)”に相当する単語である。 ・甲状腺クリーゼは甲状腺機能亢進症を背景にして、ときに緊急性が高い内分泌疾患である。 ・甲状腺クリーゼ […]