内分泌代謝
入院患者の高血糖に関するマネジメント management of hyperglycemia in hospitalized patients

はじめに ・糖尿病患者の入院は合併症の増加、入院期間の延長、死亡率上昇と関連している。 ・さらに退院後の再入院リスクも高く、糖尿病のない患者と比較して約2倍とされ、30日以内の再入院率は約20%、1年以内で約30%に達す […]

続きを読む
内分泌代謝
2型糖尿病 type 2 diabetes

スクリーニングと予防 ・2型糖尿病(T2D: Type 2 diabetes)には長い無症候期があり、その間に網膜症や微量アルブミン尿などの早期合併症を発症することがある。早期診断と治療は予後を改善する。 ・米国糖尿病学 […]

続きを読む
内分泌代謝
メトホルミンと造影CT撮像(休薬の必要性など)

背景 ・ビグアナイド系薬剤(メトホルミン)を定期内服している患者において、造影CT撮像を実施することで乳酸アシドーシスの合併症リスクが高まることがある。 ・造影剤腎症(CIN: Contrast induced neph […]

続きを読む
内分泌代謝
低カルシウム血症 hypocalcemia

低カルシウム血症の総論 ・血清カルシウム値はPTH、ビタミンD、カルシトニンにより本来制御されている。 ・総血清カルシウムの約半分はタンパク質と結合していて、残りの遊離イオン化カルシウム(Ca2+)が生理活性を有している […]

続きを読む
内分泌代謝
痛風 gout

痛風とその疫学 ・痛風は尿酸ナトリウム結晶の沈着によって生じる関節炎のことを指す。 ・病期が進行したケース(約15%)では尿酸ナトリウム結晶で形成される痛風結節、関節の変形などがみられる。 ・痛風発作が生じるには高尿酸血 […]

続きを読む
内分泌代謝
急性アルコール中毒/アルコール摂取に伴う代謝異常(AKAなど)

急性アルコール中毒 ・急性アルコール中毒はアルコール摂取により引き起こされる病態を指し、臨床的に診断される。 ・救急外来では補助的に血中アルコール濃度(BAL: blood alcohol levels)が測定されること […]

続きを読む
内分泌代謝
糖尿病性神経障害 diabetic sensory and motor neuropathy

糖尿病性神経障害とその疫学 ・糖尿病性神経障害はsmall fiber neuropathy、large fiber neuropathyの原因となり得る。また、自律神経系に影響を及ぼすこともある。 ・典型的には慢性経過 […]

続きを読む
内分泌代謝
下垂体炎/下垂体機能低下症 hypophysitis/hypopituitarism

下垂体炎とその疫学 ・下垂体炎(hypophysitis)は自己免疫疾患、浸潤性疾患、感染性疾患、腫瘍性疾患などにより下垂体または漏斗部を局在とする炎症性疾患である。 ・年間発症率は不明であるが、ある報告では900万人に […]

続きを読む
内分泌代謝
副腎偶発腫瘍 AI: adrenal incidentaloma

副腎偶発腫瘍(Adrenal incidentaloma)の疫学 ・副腎偶発腫瘍(以下AI: Adrenal incidentaloma)は副腎疾患以外を疑う過程で実施された画像検査で偶発的に発見された、直径1cm以上の […]

続きを読む
内分泌代謝
高ナトリウム血症 hypernatremia

高ナトリウム血症とその疫学 ・高ナトリウム血症(Hypernatremia)は血清Na値>145mmol/Lと定義され、入院患者や高齢患者でしばしばみられる電解質異常である。 ・入院患者における高ナトリウム血症の発症率は […]

続きを読む