過敏性肺炎 hypersensitivity pneumonitis
過敏性肺炎とその疫学 ・過敏性肺炎(hypersensitivity pneumonitis)はⅣ型アレルギーによる肺胞、終末細気管支などを含む呼吸器疾患で、1713年にイタリアの研究者により報告された。 ・主に動物性あ […]
化膿性脊椎炎 vertebral osteomyelitis
化膿性脊椎炎とその疫学 ・化膿性脊椎炎の約60%は男性に発症する。 ・化膿性脊椎炎は多くの場合、血行性播種、脊椎手術に伴う合併症、隣接する軟部組織感染からの波及により生じる。特に血行性播種によって発症するケースは比較的多 […]
連鎖球菌関連トキシックショックシンドローム STSS: Streptococcal Toxic Shock Syndrome
連鎖球菌関連トキシックショックシンドロームとその疫学 ・Toxic shock syndrome(TSS)は黄色ブドウ球菌あるいはA群β溶連菌(GAS)のスーパー抗原毒素による多臓器不全症候群を指す。ほかにもC群溶連菌( […]
もやもや病 moyamoya disease
もやもや病とその疫学 ・もやもや病(moyamoya disease)は内頸動脈終末部(眼動脈分岐部より遠位)の慢性進行性狭窄で、Willis動脈輪の動脈閉塞およぼ側副路として脳底槽に発達、形成される”もやもや新生血管” […]
膵嚢胞 pancreatic cysts
膵嚢胞とその疫学 ・膵嚢胞の一部が前癌病変として注意を要するものと認識されつつある。 ・膵嚢胞の有病率は2~15%と報告されている。 ・年齢とともに有病率は増加する。 ・膵嚢胞全体での悪性腫瘍発症リスクは0.5~1.5% […]
血栓性微小血管症 thrombotic microangiography
血栓性微小血管症(TMA)とその疫学 ・血栓性微小血管症(TMA: thrombotic microangiography)は①微小血栓性溶血性貧血(MAHA: macroangiopathic hemolytic an […]
降下性壊死性縦隔炎 descending necrotizing mediastinitis
降下性壊死性縦隔炎とその疫学 ・降下性壊死性縦隔炎(descending necrotizing mediastinitis)は歯性膿瘍、扁桃周囲膿瘍、咽後膿瘍など、口腔内あるいは深頸部感染症に併発し、膿瘍が筋膜間隙に沿 […]
レミエール症候群 Lemierre's syndrome
レミエール症候群とその疫学 ・レミエール症候群(Lemierre’s syndrome)は内頸静脈の感染性血栓性静脈炎を指す。 ・1936年にAndre’ LemierreはFusobacterium necrophor […]
女性の下腹部痛/骨盤痛 acute pelvic pain
女性の急性下腹部痛とその疫学 ・女性の急性下腹部痛(acute pelvic pain)の有病率に関する研究は十分でないが、約7人に1人が経験すると推定されている。 ・鑑別疾患の中には異所性妊娠破裂など、診断が遅れた場合 […]
腹部結核 abdominal tuberclosis
腹部結核とその疫学 ・結核は腹膜、消化管、肝胆道系など様々な消化器系臓器を侵し得る。 ・25~45歳で好発する。 ・肺外結核における約5%を腹部結核が占める。また、腹部結核患者の15~25%で肺結核を合併していると報告さ […]