肺炎マイコプラズマ感染症 Mycoplasma pneumoniae
肺炎マイコプラズマ感染症とその疫学 ・肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)感染症は市中肺炎の一般的な原因の一つである。 ・マイコプラズマ肺炎は良好な転帰を辿ることの方が多く、しばしば”walk […]
神経原性肺水腫 neurogenic pulmonary edema
神経原性肺水腫とその疫学 ・神経原性肺水腫(neurogenic pulmonary edema)は重大な中枢神経系障害の後に急性経過で肺水腫を合併する症候群を指す。 ・神経原性肺水腫の発症率などは明らかでない。 ・脊髄 […]
ルートヴィッヒ アンギーナ Ludwig's angina
Ludwig’s anginaとその疫学 ・Ludwig’s anginaは口腔底蜂窩織炎のことで、顎下間隙(submandibular space)が感染の中心となりやすい。 ・ときに致命的な疾患で、可能な限り早期に診 […]
唾石症 salivary stones
唾石症とその疫学 ・唾石症(salivary stones)は主に顎下腺(84%)、耳下腺(13%)に生じる。舌下腺および小唾液腺における唾石症は稀で、全症例の0.4~7%を占めると報告されている。 ・顎下腺における唾石 […]
延髄外側症候群/ワレンベルグ症候群(lateral medullary syndrome/Wallenberg syndrome)
延髄外側症候群とその疫学 ・130人の延髄外側症候群の患者を対象とした報告では発症のリスク因子としては高血圧症(64%)、糖尿病(25%)、喫煙(25%)、心房細動(5%)、冠動脈疾患の既往(5%)が挙げられた。なお、1 […]
アナフィラキシー anaphylaxis
アナフィラキシーとその疫学 ・アナフィラキシー(Anaphylaxis)とは重篤な全身性の過敏反応であり、通常は急速に発現し、死に至ることもある疾患である。主に気道、呼吸、循環器症状によって特徴づけられるが、典型的な皮膚 […]
本態性振戦 essential tremor
本態性振戦とその疫学 ・本態性振戦(以下ET: essential tremor)は主に両側上肢の動作時振戦と定義される症候群である。 ・成人の本態性振戦の有病率は0.4~6%程度とされていて、特に65歳以上の4~5%が […]
感染性腸炎 infectious enteritis
Key recommendations for practice 鑑別診断 ・急性下痢の原因となる感染症としてはウイルス性、細菌性、そして稀ながら寄生虫によるものが挙げられる。非感染性疾患としては消化器疾患、薬剤の副作用 […]
横紋筋融解症 rhabdomyolysis
横紋筋融解症とその疫学 ・横紋筋融解症(rhabdomyolysis)は外傷などの種々の要因により筋細胞が破壊され、様々な検査異常、症状を伴い得る疾患である。 ・重症度が低い場合や慢性的あるいは断続的な筋細胞破壊が生じて […]
慢性腸間膜虚血症 chronic mesenteric ischemia
慢性腸間膜虚血症とその疫学 ・慢性腸間膜虚血症(以下CMI: chronic mesenteric ischemia)は食後の腹痛と体重減少とを特徴とする、比較的稀な疾患である。 ・1918年にGoodmanにより腹部ア […]