免疫不全患者における呼吸器感染症
免疫不全患者の呼吸器感染症 ・免疫不全患者にはステロイド/免疫抑制薬の使用者、固形臓器移植患者、過去5年間に化学療法が行われたがん患者、血液悪性腫瘍患者などが含まれる。 ・免疫不全患者では複数のウイルス、細菌、真菌、寄生 […]
慢性膵炎 chronic pancreatitis
慢性膵炎とその疫学 ・慢性膵炎(chronic pancreatitis)とは腹痛を主な症状として、反復性の膵炎とそれに伴う線維化により、膵の外分泌機能と内分泌機能とが低下する疾患である。 ・有病率は国により異なるが、人 […]
ベーチェット症候群 Behçet's syndrome
Behcet病とその疫学 ・Behcet病(Behcet’s syndrome)は再発寛解を繰り返す慢性の多臓器炎症性疾患で、現在は静脈と動脈とを侵す全身性血管炎として認識されている ・。広く症状をきたし、各症状が患者の […]
熱中症 heatstroke
熱中症/リスク因子と疫学 ・熱中症とは一般的に「高温多湿な環境下における身体適応障害によって発生する状態の総称」である。 ・熱中症は非労作性熱中症(classic heatstroke)と労作性熱中症(exertiona […]
坐骨神経痛 sciatica
坐骨神経痛とその解剖 ・坐骨神経痛(Sciatica)は臀部から坐骨神経の走行に沿って放散する疼痛のことで、主に腰部神経根の圧迫により生じる。 ・L4~5神経根とS1~2神経根とは腰仙神経叢で合流し、腓骨神経と脛骨神経と […]
血管性浮腫 angioedema
血管性浮腫 ・血管性浮腫(Angioedema)とは典型的に突発的に顔面(特に眼瞼)、口唇、手足などの限局した範囲に出現する、粘膜下組織または皮下組織の浮腫のことである。 病態/分類/疫学 ・血管性浮腫はヒスタミンを介す […]
早期再分極症候群/ブルガダ症候群 early repolarization syndrome/Brugada syndrome
早期再分極症候群とその疫学 ・明らかな器質的心疾患を有さない特発性心室細動(VF)患者の一部において、下壁誘導(Ⅱ,Ⅲ,aVF)または側壁誘導(Ⅰ,aVL,V4~6)でJ波または早期再分極パターンがみられることが2008 […]
炎症性ミオパチー inflammatory muscle disease
炎症性ミオパチーとその特徴 ・炎症性ミオパチーは皮膚筋炎、多発性筋炎、免疫介在性壊死性ミオパチー、封入対筋炎の4つに大別される。 ・それぞれの病型で予後や治療反応性が異なるため、病型を区別する意義がある。 ・一般的には近 […]