身体症状症 somatic symptom disorder
身体症状症とその疫学 ・2013年のDSM-Ⅴ(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)の発表に伴い、以前は身体表現性障害と呼ばれていた概念が「身体症状 […]
腹部片頭痛 abdominal migraine
腹部片頭痛とその疫学 ・腹部片頭痛とは機能性腹痛の一つで、中等度以上の腹部正中の疼痛を繰り返すものを指す。 ・有病率は様々であるが、小児を対象としたイギリスの2つの研究では腹部片頭痛の集団有病率は4.1%と2.4%であっ […]
低ナトリウム血症/SIAD(Syndrome of inappropriate antidiuresis)
SIADとその疫学 ・低ナトリウム血症は一般的に腎臓における水排泄が滞ることで生じ、Naに対して相対的に水が過剰となっている状況である。 ・この状態にはバソプレシン(ADH: antidiuretic hormone)の […]
梅毒 syphillis
<梅毒とその疫学> ・梅毒は15世紀後半にヨーロッパで認識された疾患で、Treponema pallidumが原因となる感染症である。 ・ペニシリンの発明により梅毒は著しく減少したが、現代は再び感染者が増加している。 ・ […]
特発性器質化肺炎 COP:cryptogenic organizing pneumonia
器質化肺炎とその疫学 ・特発性器質化肺炎(COP: cryptogenic organizing pneumonia)は肺胞から細気管支にかけての炎症および気腔内のポリープ状の器質化を起こす疾患である。浸潤影だけでなく結 […]
体軸型脊椎関節炎 axSpA: axial spondyloarthritis
体軸型脊椎関節炎(axSpA)とその疫学 ・体軸型脊椎関節炎(axSpA: axial spondyloarthritis)とは重大な疼痛と身体障害を伴う体軸関節を侵す炎症性疾患のことである。 ・以前は脊椎関節炎を血清反 […]
Dubin-Johnson症候群/Rotor症候群
直接型ビリルビン優位の体質性黄疸 ・直接型ビリルビン(抱合型ビリルビン)血症を生じる体質性黄疸としてはDubin-Johnson症候群とRotor症候群とが知られている。 ・いずれも良性疾患であるが、薬物中毒を生じやすい […]
原発性アルドステロン症 primary aldosteronism
原発性アルドステロン症とその疫学/病態生理 ・原発性アルドステロン症(以下PA: Primary aldosteronism)は血漿レニン濃度が低値、血漿アルドステロン濃度が高値であることを特徴とし、治癒可能な高血圧症を […]
可逆性後頭葉白質脳症 posterior reversible encephalopathy syndrome
可逆性後頭葉白質脳症(PRES)とその疫学/病態生理 ・可逆性後頭葉白質脳症(以下PRES: Posterior reversible encephalopathy syndrome)とは血管の内皮障害による透過性亢進か […]
一過性脳虚血発作 TIA:transient ischemic attack
TIAとその疫学 ・一過性脳虚血発作(以下TIA: Transient ischemic attack)とは局所脳虚血または網膜虚血による神経機能障害の症状が短時間(典型的には1時間以内)で、梗塞病変が画像上認められない […]